2012年3月28日水曜日

怪我した痕について

怪我した痕について

カッターを扱ってた時、人からカッターを受け取る際腕に刃が触れてしまい切れてしまいました。

もう傷は治ったんですが、痕が白い線状に残ってしまいました。

この痕ってどうすれば消えますかね?教えてください。







◆皮膚の細胞の再生能力を高め、皮膚を丈夫にすれば、早く傷の跡は消えます。そのためには、必要な栄養素をとればよいです。

◆たくさん食材を書きますが、亜鉛を含む食材は、毎日とるようにされてください。他の食材は2日に1度はとるというペースで傷跡の治りはよくなります。

とりにくい栄養素はサプリメントで摂取されてもいいと思います。



皮膚の再生能力を高める栄養をお書きしますね。理由も書いてみます。



①亜鉛

理由→亜鉛は皮膚・粘膜の細胞の再生をよくします。また皮膚・粘膜の再生を早くします。亜鉛は新しい細胞を作る司令塔の役目をします。また、皮膚のケラチン組織を作り、皮膚を丈夫にします。

更に、亜鉛はタンパク質と結合し、新しい皮膚・粘膜の細胞になります。

・亜鉛を多く含む食べ物

牡蠣、あさり、たらばがに、そら豆、ごま、豚レバー、牛もも肉、卵、アーモンド、チーズ、大豆、高野豆腐、するめ、とうもろこし、玄米(牡蠣は亜鉛の量が多いので5つくらいにしてください)



②ビタミンB群―ビタミンB2、B6、B12、葉酸

理由→ビタミンB群は皮膚・粘膜を健康にする働きがあります。また、皮膚・粘膜が丈夫になります。傷や傷跡の回復を早くします。



ビタミンB2を多く含む食べ物

レバー・鶏卵・納豆・チーズ・ごま・いわし・干ししいたけ・のり・わかめ・ほうれん草・ヨーグルト・チーズ



ビタミンB6を多く含む食べ物

レバー・バナナ・赤ピーマン・まぐろ・さけ・いわし・かつお・さば・さんま・にんにく・大豆・玄米



ビタミンB12を多く含む食べ物

レバー・牡蠣・しじみ・はまぐり・あさり・まぐろ・さんま・すじこ・たらこ・のり・チーズ・鶏卵



葉酸を多く含む食べ物

レバー・うに・すじこ・桜エビ・とうもろこし・菜の花・モロヘイヤ・ブロッコリー・ほうれん草・キャベツ・レタス・アスパラガス・さつまいも・枝豆・春菊・大豆・納豆・のり・わかめ



③ビタミンA

理由→ビタミンAが不足していると、粘膜や皮膚が傷つきやすくなります。この結果、ビタミンA不足の状態では傷や傷跡がなかなか良くなりません。

ビタミンAを多く含む食べ物

レバー、牛乳、小魚類、のり、うなぎ、にんじん、マンゴー、ほうれん草、トマト、かぼちゃ



④ビタミンE

理由→ビタミンEが不足すると、皮膚・粘膜に過酸化脂質ができて、皮膚・粘膜が壊れやすい状態になります。ビタミンEをとり、過酸化脂質ができないようにした方が、皮膚・粘膜に良いです。また、ビタミンEをとると皮膚・粘膜の細胞の再生が早くなります。

ビタミンEを多く含む食べ物

アーモンド・落花生・小麦胚芽・ブロッコリー・かぼちゃ・ほうれん草・アボガド・すじこ・たらこ・キウイフルーツ・モロヘイヤ・芽キャベツ



⑤ビタミンC

理由→皮膚や粘膜が緻密になり、傷や傷跡がより早く、より完全に治ります。

ビタミンCを多く含む食べ物

アセロラジュース・ブロッコリー・カリフラワー・ピーマン・ゴーヤ・キウイフルーツ、いちご、グレープフルーツ、トマト、レモン、オレンジ、じゃがいも、ほうれん草

特に、アセロラジュース・ブロッコリー・カリフラワー・ピーマン・ゴーヤはビタミンCが豊富です。



⑥アミノ酸

理由→皮膚・粘膜の大部分を作るのはアミノ酸です。体内でタンパク質は分解され、アミノ酸になります。皮膚・粘膜の再生にはアミノ酸が不可欠です。

タンパク質を多く含む食べ物(アミノ酸)

肉類、乳製品、大豆製品、魚、鶏卵



⑦スクアレン

理由→傷を治す力が高まります。

スクアレンはサプリメントでしかとれません。



亜鉛は、クエン酸・ビタミンCと一緒にとると、吸収率が7倍近く上がります。

クエン酸の多い食べ物

柑橘類・梅干し・キウイフルーツ・桃・パイナップル・イチゴ・メロン・西洋梨など

ビタミンCは上記の食べ物を参考にされてください。



上記の栄養の中で、皮膚・粘膜を丈夫にし、傷・傷跡の治りに最も効果があるのは亜鉛です。



ご参考になればと思います。

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