健康に役に立つ遺伝子組み換え植物とはどのようなものですか?
遺伝子組み換え技術によって、私たちの健康によりよい農作物の開発が進められています。
例えば、体に良い油として注目されているオリーブオイルより、さらに多くのオレイン酸を含む大豆が開発されています。オレイン酸には、血中の善玉コレステロールはそのままで悪玉コレステロールだけを下げる効果があることが報告されています。
また、β-カロチンを含むコメの開発が進められています。このコメは黄金色をしていることから「ゴールデンライス」と呼ばれています。β-カロチンは、体内でビタミンAとなるため、開発途上国で深刻な問題となっているビタミンA不足の解消に有効であると考えられています。
特に、東南アジアやアフリカなどの開発途上国では、年間約50万人の子供がビタミンA欠乏に起因した眼球乾燥症で失明にいたっているという報告(1987年)があります。
主食であるコメからβ-カロチンを摂取できることにより、ゴールデンライスはビタミンA不足を解消する手段として期待されています。
さらに、農作物の栄養価をより高めるだけでなく、成分を低下させる研究もあります。大豆やコメにもともと含まれているアレルギー成分を少なくして、アレルギーのある人でも安心して食べることができる農作物の開発が進められています。
下記サイトをご覧ください・・・・・・・・・・・・・・・・
http://www.biotech-house.jp/qanda/
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